職人の誇り

始めに。

結花は「持続可能なエネルギーへの転換」に賛成です。

子供たちに残す社会をどうすればいいのか・・・

私たちみんなで考えていきましょう。


昨日、父の仲間の大工さんが打ち合わせにきた際、私も混じって雑談しました。

松戸市が放射線値が高いことなどを話したら、昨年の原発事故の時の話になり

ました。

その大工さんは「すぐにメルトダウンが始まると思ったから、12日の時点で

若ぇ大工真っ先に帰宅させたんだよ。『おめえら、もう放射能飛んでっかもし

んねえから寄り道しねえで真っすぐ変えるんだぞ。外出んじゃねえぞ』ってね。

」と、からっと笑っていました。

私は正直びっくりしました。

「よくご存知でしたね!?」

「え?だってさ、チェルノブイリの時勉強してりゃわかるでしょ」

・・・

私は恥ずかしかったです。

だって、私だってチェルノブイリの時には、ほんの少しは学習したのに、全て

忘れていたんですから。


それから、話していくうちに思いました。

大工さんはじめ、職人は、俗に言う「出世」というものには無縁です。

だけど、一人前として認められたいと腕を磨き、ただひたすら努力してきた結

果、揺るぎない自信に満ちているのです。


カッコいいとは、こういうことを言うんじゃないのかな〜。


「出世」

という価値観もあると思うけれど、私の子どもたちには囚われてほしくない。

もっと広い視野を持って、深く、幅広く生きていってほしいです。


かく言う私自身も、昨年の原発事故以来「生き方」を求めている気がします。