ヒフ感覚を養え
昨日、建築関係お詳しいお客様がお見えになりました。
父の仲間の建築家のこともよくご存知でした。
そんな中、「現代の日本人は”物作り”をしなくなった」という話になりました。
例えば、一生を過ごす住宅は、今やまるで車をショールームに行って購入するか
のように住宅展示場に行って買う。勿論、ある程度の設計はすると思うが、そこ
にはおそらく職人の手仕事は無いだろう。
その新建材で固められた空間で過ごした子どもたちには、”ホンモノの素材の空間”
というものが理解出来ないだろう。
特に”空間”というものは「ヒフ感覚」がとても大切。
殆どの子どもたちが、ホンモノに触れずに育つ中、日本の「手仕事」の世界を将
来残していかれるのだろうか?
そんな主旨のお話でした。
結花は明治8年築の建物で、使われている木材は正真正銘のホンモノ。
本当は子どもたちにこそ触れてほしいという気持ちです。
近隣の小学校の「町探検」などの課外授業に結花も加えてもらって、日本の建築
文化を体感してほしいのですが・・・。
小学校って、意外と壁があって難しいところがあるみたいです。
それなら保育園や幼稚園に声をかけてみようかしら。