日本語は豊かだ

正直、この歳(現在45歳であります)になるまで、また結花に関わるまで、

日本語の豊かさについて考えてこなかったと思います。

なーんて、日本語の豊かさのまだほんのほんの一部しか、私は知りません。

日本語の豊かさは、四季の豊かさにも起因していると思いますが、それにし

ても色々な表現があるものです。

何でも、「花」によって散り方の表現が違ったりするんですって。今日、お

客様に教えていただいたのです。「散る」「こぼれる」「しおれる」など?

全く。私は基礎的な教養に欠けるので、どうも覚えが悪くてお恥ずかしいの

ですが・・・。


君がため 春の野にいでて 若菜摘む 我が衣でに 雪は降りつつ

光孝天皇


今日みたいにばかに暑すぎる日には詠むにはちょっと合わないかしら。

できれば花冷えの日に思い出したい一句。


雪とけて 村いっぱいの 子どもかな    小林一茶


待ちに待った春の喜びを表現しているのでしょうか。ほのぼのしていて

いい句だなぁ、と思います。


色の名前も、季節の名前も、日本語は素晴らしいし、また本当に美しい

文学的な表現がたくさんありますね。

そんな言葉の数々も、ご紹介しつつ、学んでいきたいな・・・と考えて

います。