”ホットスポット”って、放射能以外にも使うんだ
鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリー映画、
「ミツバチの羽音と地球の回転」。
上映したいね、松戸に呼びたいね、と、あちらこちらで話題が上がっています。
この調子だともしかしたら、案外簡単に10万円集まるかもしれないな、と感じ
ています。
私にとってこの映画の良さは、現地の現実を、実にリアルに感じ取れたことでし
た。
ああ、遠い島の出来事じゃない。私と同じ時間を生きている人たちの人生なんだ。
そう思いました。
原発の建設の真実が描かれていて、後半は本当に胸を打たれます。
祝島の人たちと自分の気持ちが重なり、悔しくて涙が溢れます。
映画の中で、「この辺りの海は”ホットスポットだ”」というような会話が出てき
ます。その時初めて、ホットスポットって放射能の濃い地域のことだけを差すの
ではないことを知りました。
つまり、生態系の濃い地域のことも、ホットスポットと言うんですね。
”濃い”ことを差すのでしょうか。
事実上、上関原発の建設は凍結されると思いますが、あんなに素晴らしい自然を、
自然資源の価値を分からないこの国の政府、電力会社は、本当に愚かだなと思い
ます。