子どもの心はファンタジー

一昨日と昨日は強い風が吹きましたね。家が壊れるかと思いました〜。


強い風の晩と言えば、思い出すことがあります。

中一の娘が4歳の頃、外出先から帰ってきて、駐車場で車を降りると、

木枯らしがピューピュー吹いていました。

見上げたらたくさんの星がキラキラと瞬いており、私が「すごい星だ

ね〜」と言うと、娘は「きっとお星様が、ここまで風に吹き飛ばされ

て来ちゃったんだね?」と言いました。

詩人だなあ。

本当に可愛らしくて、微笑ましい一コマ。

子どもの心には既成概念というものが無く、自由なのですね・・・。


一体いつからそういう素敵な心が失われていくのでしょうね?

世の中かなり多くのものが、どんどん解明されて、まるで人間に出来

ないことなど無い、と勘違いしそうな現代。

身の回りには文明の利器がたーくさんあって、今の子ども達は生まれ

ながらにして携帯やPCなどIT機器に囲まれ、不思議に思うこともない

でしょう。


でも、春の山にキャンプに行った時の柔らかな芽吹きを見た時に感動

する心や、癒される心は、理屈抜きに誰もが感じると思うのです。

時々そんな風にリセット/リフレッシュしておかないと、現代におい

ては精神が持たないのかもしれません。

だって、人間も自然の一部にすぎないのに、気付かないうちにどんど

ん不自然になっていくばかりだから。


私は常に「結花」という空間にいるので、贅沢にもマヒしていますが

「結花は空気感が違いますね」と時々言われるのは、やはり本物の大

きな木材が使われているからなのでしょうか。