昨日は原爆記念日。今日は立秋。

始めに。

結花は、地域分散型の「持続可能なエネルギーへの転換」に賛成です。

子供たちに残す社会をどうすればいいのか・・・

私たちみんなで考えていきましょう。


昨日は67回目の「ヒロシマ原爆記念日」でしたね。

残念ながら毎年報道が小さくなっています。

世界で唯一の被爆国=日本。

ヒロシマには「ウラン型」、ナガサキには「プルトニウム型」が投下さ

れました。以後ウラン型の原子爆弾は造られていないそうです。プルト

ニウム型の方が”爆弾として”優れているという結果だったのでしょう。


「原爆記念日」は、日本人として、絶対に知っていなければならない歴

史の一つですよね。せめて原爆記念日くらいは覚えていたいです。そし

て、せめて8月6日と8月9日は、ヒロシマ・ナガサキの人たちの苦し

み、悲しみ、悔しさ、辛さ・・・それらを想像して、痛みを感じたいと

思います。


昨年、欧州放射線リスク委員会(通称:ECRR)のクリス・バズビー博士

が緊急来日した際仰っていました。「世界で唯一の被爆国”日本”が、自ら

の原発によって被曝したのは実に皮肉だ」と。


唯一の被爆国だからこそ、私たちは原発には反対するべきですね。昨年の

原発事故で、思い知らされましたから。もう同じ思いは二度としたくあり

ません。いいえ、爆発が起こらなくとも、子どもたちの初期被曝の影響が

一体どんな形で現れるのか、まだ誰にも分からないのですから。


さて、今日も猛暑ですが、暦の上では”立秋”だそうですね。

「どこが立秋?」と思ってしまいますが、実は秋の気配がしています。

昨日、道端で秋の七草の一つ「葛(くず)」の花が咲いているのを見つけ

ました。カメラを持っていなくて、写真が撮れず残念でした!


そして、今日は猛暑で暑いと言いながらも、湿度はあまり高くありません

ね。夏も終わりに向かっているのですね・・・


そう言えば「暑中見舞い」とか「残暑見舞い」って、本当に出さなくなり

ました。忙しさにかまけて、つい・・・。ダメですねー、季節感を大事に

しているお店なのに〜。




リオサミットでのウルグアイ大統領の演説を聞いてください

始めに。

結花は「持続可能なエネルギーへの転換」に賛成です。

子供たちに残す社会をどうすればいいのか・・・

私たちみんなで考えていきましょう。


以下の長い文章は、「リオ+20(リオ環境サミット)」でのウルグアイの

ムヒカ大統領の演説の日本語訳です。

世界の環境を何とかしようと開かれたブラジルの「リオ環境サミット」から

20年。世界は良くなるどころか環境は悪化する一方です。


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会場にお越しの政府や代表のみなさま、ありがとうございます。

ここに招待いただいたブラジルとディルマ・ルセフ大統領に感謝いたします。

私の前に、ここに立って演説した快きプレゼンテーターのみなさまにも感謝

いたします。国を代表する者同士、人類が必要であろう国同士の決議を議決

しなければならない素直な志をここで表現しているのだと思います。

しかし、頭の中にある厳しい疑問を声に出させてください。午後からずっと

話されていたことは持続可能な発展と世界の貧困をなくすことでした。私た

ちの本音は何なのでしょうか?現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似

することでしょうか?

質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人

が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。

息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか。同じ質問を別の言い方で

すると、西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億〜80億人の

人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?可能ですか?それと

も別の議論をしなければならないのでしょうか?

なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?

マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが間違いな

くこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。マーケット経済

がマーケット社会を造り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで

原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。

私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいはグロ

ーバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?

このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で「みんなの世界を良くして

いこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?どこまでが仲

間でどこからがライバルなのですか?

このようなことを言うのはこのイベントの重要性を批判するためのものでは

ありません。その逆です。我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではあ

りません、政治的な危機問題なのです。

現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていま

せん。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。私たち

は発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるために

この地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいま

す。命よりも高価なものは存在しません。

ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、高価な商品やライフスタ

イルのために人生を放り出しているのです。消費が社会のモーターの世界で

は私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。消費が止まれば

経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。

このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、できるだけ多く売ら

なければなりません。ということは、10万時間持つ電球を作れるのに、1

000時間しか持たない電球しか売ってはいけない社会にいるのです!そん

な長く持つ電球はマーケットに良くないので作ってはいけないのです。人が

もっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければなら

ないのです。悪循環の中にいるのにお気づきでしょうか。これはまぎれも無

く政治問題ですし、この問題を別の解決の道に私たち首脳は世界を導かなけ

ればなりません。

石器時代に戻れとは言っていません。マーケットをまたコントロールしなけ

ればならないと言っているのです。私の謙虚な考え方では、これは政治問題

です。

昔の賢明な方々、エピクロスセネカアイマラ民族までこんなことを言っ

ています

「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、

いくらあっても満足しない人のことだ」

これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。

国の代表者としてリオ会議の決議や会合をそういう気持ちで参加しています。

私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、

みなさんには水源危機と環境危機が問題源でないことを分かってほしいので

す。

根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直

さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。

私は環境資源に恵まれている小さな国の代表です。私の国には300万人ほ

どの国民しかいません。でも、1300万頭の世界でもっとも美味しい牛が

私の国にはあります。ヤギも800万から1000万頭ほどいます。私の国

は食べ物の輸出国です。こんな小さい国なのに領土の90%が資源豊富なの

です。

私の同志である労働者たちは、8時間労働を成立させるために戦いました。そ

して今では、6時間労働を獲得した人もいます。しかしながら、6時間労働に

なった人たちは別の仕事もしており、結局は以前よりも長時間働いています。

なぜか?バイク、車、などのリポ払いやローンを支払わないといけないので

す。

毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっ

ているのです。私と同じく、幸福な人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます。

そして自分にこんな質問を投げかけます:これが人類の運命なのか?私の言っ

ていることはとてもシンプルなものですよ:発展は幸福を阻害するものであっ

てはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。

愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限の

ものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。

幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、

人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくて

はなりません。

ありがとうございました。(訳:打村明)

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http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/





オリンピック観てますか?

始めに。

結花は「持続可能なエネルギーへの転換」に賛成です。

子供たちに残す社会をどうすればいいのか・・・

私たちみんなで考えていきましょう。


何となく見始めたら止まらないのがオリンピック。

ついつい寝不足してしまいます。

放射能関連のことが気になって、オリンピック気分じゃない・・・

なんて初めはちょっと思っていたんですが、

やっぱり引き付けるものがありますよねー。


特に娘は空手をやっているせいか、柔道には釘付けでした。

「技1本決まると気持ちいいね!」


その娘の中学最後の大会は明日4日(土)です。

久しぶりに応援に行こうと思っています。

悔いの無いように闘ってほしいですね。



”オリジナルろうそく”出来ました

始めに。

結花は「持続可能なエネルギーへの転換」に賛成です。

子供たちに残す社会をどうすればいいのか・・・

私たちみんなで考えていきましょう。


昨日行われた「オリジナルろうそくを作ろう」の様子を

ご報告しまーす。

午前午後合わせて17名の子どもたち+ママたちが参加

してくれました。

(↑途中の様子。何故かモザイクを使いたがる子どもたち・・・)

ママたちも真剣でしたよ〜

いや、子どもたちが使う”ろう”を削るのに忙しかったの

かな???

上の写真は、ママたちが女の子のために応援して作ったハートの飾り用のロウ。

そのハートは、こんな風に生かされたわけ♪


子どもたちに「ママ、こうしなよ」なんて逆に指示されたりして。

どの子も、自分だけのカラーを求めて真剣に作っていました。


そして完成したろうそくの一例がこちら。

出来上がった作品は、夏休みの宿題として提出したあと結花に貸していただき、

「みんなで作ったオリジナルろうそく」展(仮)

を秋に開催したいと思っています。

みなさん、観に来てくださいね〜(^0^)/


そして、12月にはご家族で”キャンドルナイト”なんて出来たらいいですね〜




感性が大切

始めに。

結花は「持続可能なエネルギーへの転換」に賛成です。

子供たちに残す社会をどうすればいいのか・・・

私たちみんなで考えていきましょう。


中3の長女と車の移動中に話したときのことです。

「どうしてみんな直ぐに”死ね”って言うのかな」と彼女。

「だってね、人だけじゃなくてモノにまで言うんだよ?おかしくない?」

「”死ね”なんて、軽く言うなんて良くないよ。津波で沢山死んだ人もいたんだし・・・」


ああ、この子の感性は、まともに育っているなあ・・・

そんな風に感じられて嬉しいひと時でした。


世知辛いこの世の中、優しさ・温かさを持っている子どもも大人も、人との関係に悲しみ

を覚えることがしばしばでしょう。


優しくされて嫌な人はきっといないでしょうね。

逆に、いじめたり意地悪されたら、ずーっと心に残りますよね。

大人社会を反映して、子どもの世界も、とても狭いものになっています。

大津市のいじめ問題を見ていると、いじめている側の中学生には、想像力とか社会性は感

じられず、とても稚拙だと感じます。

社会性・・・

これが無いと、何でも自分の物差しで周囲を計って判断してしまうのではないでしょうか。

視野を広げるには、多くの体験をさせることだと思います。

出来れば若いうちに海外に行って、現地の人と話が出来ると素晴らしいですね。

海外に行って、ブランド品の買い物ばかりしているなんて、本当に勿体ないと思うんです

よねー・・・・


これからの社会、豊かな感性と社会性をどう養っていくか。

大切な課題だと思うんです。