子どもと話していますか?

一昨晩、寝床に付きながら、何となく長女と会話をしました。

大抵私が彼女と話す時は寝ながらです。

面と向かって話すって・・・お互いやりにくいものです。

さっき見たテレビの映画の話から発展し、彼女の友達の話に。

「私が怒らない子だと思って、嫌なこと言ってくる子がいるんだ〜。馬鹿にしてさ。

この頃”そういうこと言うのやめてよ。ウザイんだよ”とか言ってるの、私。」とか

イマドキなことを言う。


どんなことを話したのか、あまり詳しく覚えていませんが、中学生になり、会話が

少なくなる中、たまにでも話ができると素直に嬉しいものですね。

彼女は彼女で色々なことを感じながら生きているのだ、ということが分かります。

たかが子ども?でも、一人の立派な人間。そういう目で見てあげたいものです。


今はジャニーズの「嵐」とイラストに夢中です。「ねぇ、これ上手に描けたでしょ

?」とか言って嬉しそうにノートを見せてくれたりします。「うん、いいじゃない」

なんて、褒めちゃったりして。実際上手なんですもの。

彼女はカラフルな色使いがとても好きです。それは、私たち夫婦とは全く違う感性。

そう思うと、自分たちから生まれた子どもでも、一人の違う人間なのだと実感しま

す。まあ、当たり前のことなのですが・・・。


さて、子どもが何らかのシグナルを出した時、私達親はどうしたらいいのでしょう?

そういう時にこそ、「私は母親なんだ」「俺は父親なんだ」と実感するのではない

でしょうか。親の役割を、とても考えさせられる時です。

彼女も小学校3〜4年生の頃、「抱っこして」というシグナルを出してきたことが

あります。

振り返れば、彼女にとっては、小学1年生で見知らぬ土地に引っ越してきて、全て

新しいものに慣れていかざるを得なかった。私は私で、結花の仕事にかかりっきり。

更に別の問題もあり、私も一杯いっぱいだったけれど、彼女も目一杯頑張っていた。

でも、とうとうどうしようもなくなって「お母ちゃん、抱っこして」というシグナ

ルを出してきた。・・・あらましはこんなところでした。

私は、恐らくこれは、今この子にとって抱っこが一番必要なんだろうと思いました。

下の子の目を盗んで「今抱っこ出来るよ、おいで」という具合に、ちょっとの時間

を見つけては抱っこしていました。

でも、癒されていたのは、彼女だけでなく、私自身もそうだったのかもしれません。

抱っこって、人をとても安心させる気がするんです。


お母さんも頑張っている。子どもも頑張っている。

時々は抱っこし合って、固くなった心をほぐしてみてはいかがでしょうか。