江戸製のロボット「からくり人形」。日本の職人てレベル高いんだ!

始めに。

結花は、地域分散型の「持続可能なエネルギーへの転換」に賛成です。

子供たちに残す社会をどうすればいいのか・・・

私たちみんなで考えていきましょう。


今日は「必見!発見!平成に蘇った茶運びからくり人形〜江戸職人の遊び心〜」

の日でした。

からくり人形を制作したのは、松戸市河原塚在

住の内中偉雄(うちなかひでお)さんです。

新聞記者として働く傍ら、暇を見つけては趣味

の木工をやってきたそうで、定年を向かえたら

きっとからくり人形を作るぞ、と決めていたそ

うです。

江戸時代のからくり人形は現存していないそう

です。ですから、江戸時代の図面だけを手がか

りに作成します。


内中さんのオリジナルは「自動停止装置」。

お茶を運びながら、1m80cmほど移動すると、ピタっと止まります。

お客様がお茶を飲んで、湯のみを置くと、また

Uターンして同じ距離を戻る、というものです。

江戸時代の茶運びからくり人形は、湯のみを持

ち上げないと、そのまま戻ってしまうので、止

まる仕組みが出来ないものか、1週間かけて考

えたそうです。

根気があるな〜と思うけど、ご本人は、その考

える過程が楽しくて仕方ないご様子でした。


ただ、低学年の子にはちょっと難しかったみたいです。



10時半の回に来てくれた6年生の子は、

「すげー!」の連発。

仕組みにすっかり関心していました。


電池で動いているわけではない、ゼンマ

イで動く巧妙な仕組み。

からくり人形の職人たちは、江戸初期に

は既に、望遠鏡や時計、更には飛行機ま

で、研究し作成していたそうです。日本

人の高い技術力が伺えますね〜。


そうそう。

忘れちゃならないのは、「クジラのひげ」の話。

日本のからくり人形には、随所に「クジラのひげ」が使わ

れているってご存知でしたか!?

特にセミクジラ(背美クジラ、と書くそうです)のひげが

適しているそうです。理由は、真っすぐで2m以上あるの

で、ゼンマイのバネなどにも使えること。それから、今の

技術では作れない強靭な反発力にある、と。

今、セミクジラのひげは入手出来ませんが、もし入手する

としたら50万円〜100万円はするかな、と仰っていま

した(内中さんが持っているのはイワシクジラのひげ)。


で、ちょっと落ちがあって・・・

そのからくり人形最高傑作を作ったとされる田中久重(幕末〜明治)は、現在の東芝の創業

者だそうで…

高い技術を原発に活かしちゃった、という…

これからはもっと違うことに磨いていただきたいなあ、と思ったりしました。


こんな物作りの世界を、ぜひ子どもたちに見せたくて

企画したんですけど、日曜日は忙しいのでしょうか(

ウチの子はとってもヒマなんですけど)。


次回は夏休みにしましょうか、と話しました。