夢であってほしい

数日前に撮ったものなので、既に散り始めているかしら。

コブシの大きな木を見つけたので一枚収めました。

高校に通う道沿いに、大きなコブシの木があったことを思

い出しました。それを見るといつも「ああ、春が来たんだ

なあ」と思ったものです。私の青春の1ページ。


いつもだったら、春の到来に、心がわくわくするはず、な

のですが・・・。

あの日から、全てが一変しました。

夢であってほしいと、何度も何度も思うのですが、起こっ

てしまったものは、もう元に戻すことはできません。


東北関東大震災から、明日で3週間。

被災していない私たちが、元気で、被災者の方々を支援していくためにも、い

つも通りの日常を過ごしていきましょう。


でも、成長期のお子さんには、十分注意をはらいましょう。

相手は放射能です。

テレビで言っているようには、甘くはありません。

微量でも大気中の放射性物質を吸い込まないように、気をつけてあげましょう。


事故が起こってからずっと、考えていることがあるんです。

それは、こんな社会を許してきたことへの自分への怒り。悔しさ・・・。

空気や水を気にしなければならないような、こんな社会を造ってしまったのは、

私を含めて大人の責任なのだ、と。

子ども達には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなのです。


原子力発電が絶対に安全と言うなら、お台場あたりに造ったらどうでしょう?

それに、都会の電力を造るために、地方の人々を犠牲にしていいなんてことはな

いと思います。

自宅の庭をきれいに保つために、お隣のお庭にゴミを捨てる人はいないでしょう?


私たちは、どんな社会を望むのでしょう。

原発震災は、私たちの生き方をも問うているのではないか。私はそう考えています。