清流「柿田川」

始めに。

結花は「持続可能なエネルギーへの転換」に賛成です。

子供たちに残す社会をどうすればいいのか・・・

私たちみんなで考えていきましょう。


先週の土日、家族で静岡県に行きました。

目的は、駿東群清水町(すんとうぐんしみずちょう)の清流「柿田川」を子ども達に見せる

こと。富士山に降った雨や雪が、数年から数十年かけて湧き出ている、全長が1,200m

ほどの短い川です。

春には、柿田川の水中に三島梅花藻(ばいかも

)と呼ばれる花が水中に咲き、それはそれは美

しいのです。

1日100万tの水が湧いているそうです。



初めの写真は、街の至る所にあるせせらぎの一

つ。


そもそも、娘が5歳の頃、物事の分別がつい

てから体験した川と言えば山梨県の尾白川。

「南アルプス天然水」などで有名な川です。

川の水がそのまま飲めるほど澄んだ水です。


ですから、何しろ彼女は川に対しての基準が高いのです!

その娘も第2展望台から見下ろした美しさには感動した様

子で「チョーヤバい」を連発していました。

息子も柿田川を相当気に入った様子で、「帰りたくない」

と連発していました。


次の写真は、ちょっと分かりにくいけれど、

水がこんこんと湧き出ているところ。第2展

望台から覗いたところです。




下の写真は、澄んだ様子が分かりにくいですけ

ど、川を覗き込んだもの。藻が水に漂っていま

す。





上流は素晴らしく澄んだ水なのに、少し下流

にいくと、家庭からの汚い雑排水が注ぎ込ん

でいました。

いきなり現実に引き戻されてしまい、すごく

いやな気分に・・・

澄んだ川に汚染水が流れ込んだり、ゴミが浮

いているのを見るのは、実に心が痛みます。

けれども、汚しているのは、他ならない自分

自身でもある。それも事実です。

みんな一人ひとりが、川を汚さないように、

謙虚に生きることが求められますね…。


帰り道。

夜の東京に差し掛かったとき、娘が言いました。

「無駄な電気がたくさんあるね」

「こんなに明るくなくてもいいのにな」と息子。

まあ、しっかり私たち夫婦の影響を受けておりました。


http://kakitagawa.info01.net/


間もなく「時代雛」展示します

先日「ふきのとう」が出てました、という話を

書きましたが、おひさまの温かさに、少しずつ

春を感じますね。

さて、気付けばもう2月もあと少しで終わりで

す。ということは、間もなく雛祭りですね。

春の空気を真っ先に感じる、女の子の成長を願

う日本の伝統行事です。


結花も今週中にはおひな様を展示しようかな、

と思っています。古くは明治時代のおひな様。

新しいものは昭和40年頃のもの。



左の写真は大正時代(だろうと思われる)御殿

付きのおひなさま。

他にも、土もの、和紙のもの、折り紙のおひな

さまなど、面白いものもあります。

ぜひ、結花の空間で、おひなさまをお楽しみく

ださい。



吊るし雛展は、吊るし雛教室の生徒さんにお借りして展示するので、毎年3月3日が過ぎてからに

なります。

もう少しお待ちくださいね。そしてどうぞお楽しみに!

(右の写真は吊るし雛展の様子です。)


チャレンジドミュージカルⅦ「LEO NILEO」

始めに。
結花は「持続可能なエネルギーへの転換」に賛成です。
子供たちに残す社会をどうすればいいのか・・・
私たちみんなで考えていきましょう。


先週の日曜日、市川市民文化ネットーワーク(通称:いちぶんネット)主催によるチャレンジドミュージカル第7弾「LEO NILEO」を観てきました。障害のある人も無い人も、おとなも子どもも一緒に創り上げるミュージカルです。


って分かったような口を聞いたりしていますが、実はこのミュージカルはもう7回目なのに、私は招待券を頂いて初めて観に行ったという・・・

2部構成になっていて、第1部はピアノの連弾とバイオリンの発表や、参加した団
体の発表など、そして第2部がミュージカルでした。
なんでしょう。心の深いところから、涙が溢れてくるような体験でした。
感動モノというような話ではないのですが・・・。
何しろあの子達の自由さ。
底抜けに楽しそうな笑顔。
何のためらいもなく、その時間を楽しみ、表現していました。
あー、かなわないなあ。
小4息子も「面白かったね〜」と。
来年も観に行こうーっと。
市川市民文化ネットーワーク(いちぶんネット)



立春過ぎて・・・

始めに。

結花は「持続可能なエネルギーへの転換」に賛成です。

子供たちに残す社会をどうすればいいのか・・・

私たちみんなで考えていきましょう。


先週の節分の日、つまり2月3日(金)には、すでに結花の玄関先の”

ふきのとう”がしっかり芽を出していました。


人間が色々振り回されている間にも、自然は何事も無かったかのように

季節を察知し、淡々と自分の役割をしているんですね・・・


でも、このふきのとうは食べられるんでしょうか?

こんな小さな喜びも慎重になってしまう。

毎年食べていた”ハゼ”も”川エビ”も、近所の川のものは食べられないし。

世界は、以前とは変わってしまいました。


さて、先月の1月21日(土)に松戸市民会館で行われた「いまからで

きること!〜放射能とエネルギーのはなし〜」の最後に届けたメッセー

ジをここに記しておきます。様々な方に「感動した」「心に響いた」と

感想をいただきました。でも、それは私が素晴らしいからのではないの

です。母親なら、誰もが思っていることだからに違いないと思います。


2011年3月11日、東日本大震災が発生し、翌日から、福島第一原子力発電所が

相次いで爆発しました。その結果、大量の放射性物質が飛散し、特に3月21日に

降った雨の影響で、東葛地域は汚染されました。

今日は、汚染の雨が降った3月21日から、ちょうど10ヶ月です。


原発事故の直後「直ちに影響はない」という安全キャンペーンが繰り返されました。

一方、報道に違和感を持った一部の人びとは、真実を求め、行動し始めました。

しかし、そうした市民の多くが、その汚染の本当の意味を知ったのは、少し後になっ

てからのことでした。つまり、原発事故の場合、爆発した直後に放射性物質が最も

大量に飛び散り、その被爆量も大きいのだ、と。


「あの日、うちの子は何をしていたかしら」

「マスクをさせるべきだった」

「雨に濡れたかもしれない」

「水を飲ませてしまった」


私たちは、親として、子どもに配慮できなかった自分の無知を悔やみました。けれ

ど、「子どもに被曝をこれ以上させたくない」と焦っても、はじめは孤独な「点」

でした。


友達が分かってくれない。夫が分かってくれない。親が分かってくれない。

だれか理解し合える人が欲しい!


小さな「点」だった私たちは、つながりを強く求めて、方々へ発信しはじめました。

ようやく一人、また一人、少しずつ点と点がつながり、やがて線となってここまで

たどり着きました。


このかんに、私たちは、気がつきました。

流されて生きることは、無責任なのだ、と。


私たちは知りました。

原発は、事故を起こす前も、起こした後も、作業者を被爆させるのだ、ということ

を。

私たちの豊かな生活は、多くの犠牲の上に成り立っていたのだ、ということを。


今、私たちを突き動かしているのは、命を脅かすものへの怒りであり、自分への戒

めです。

放射能汚染が無かった頃の、どこにでもある日常を取り戻したいという、つつまし

やかな願いです。

命をはぐくむ、命ある食べ物を取り戻したいという思いです。


私たちは謝ります。

放射能の負荷を負わせてしまった子どもたちに。この社会を作ってきてしまった大

人として。


同時に私たちは、子を持つ親です。

子どもの未来に責任があります。


5年後も10年後も子ども達の元気な笑顔と共に暮らしていきたい。


だから、私たちは、原発を受け入れることは出来ません。


けれども、これは一人ではできません。仲間がいなければできません。

一人の力は小さいけれど、集まれば大きな力になっていきます。


目や耳を塞いでいても何も変わりません。

ぜひ、私たちとつながってください。


子どもたちに繋ぐ未来を 一緒に考えていきましょう。



2012年1月21日 於:松戸市民会館ホールにて

田中優さん講演会実行委員会 委員長

こども東葛ネット 代 表

増田薫』