ゆったり過ごしました

「ろうそくで心を灯すスローライフの夕べ」と題して毎年6月と12月に結花で行っている夜のコンサート、12月4日(土)に行いました。

今回は、室井三紀さんの琵琶ひとり語りです。

室井さんは劇団「円」の団員で、基本的には舞台女優さんですが、ライフワークとして琵琶の演奏と語りを続けていらっしゃいます。古典だけでなく、オリジナル作品も数多く作っておられます。

結花からは「海の国砂の国(建礼門院の話):オリジナル作品」と「雪女(小泉八雲作)」をリクエストしました。その他は「竜王、天狗のために取らるる話(今昔物語より)」「若返りの泉(小泉八雲作)」でした。

ご自身も「今日の”雪女”は、ここ10年くらいの中で一番良い出来だった」というほど、雪女の語りがとくに素晴らしかったです。結花の空間がとても良く、思った以上に集中できたと仰っていました。結花にとっても嬉しい褒め言葉でした。アンコールは古典から「那須与一(平家物語より)」でした。

それにしても、彼女の声が本当に良いんですよね〜。渋いというか何というか。

そして、何といっても結花の空間にピッタリなのです。

結花の空間にはどんな楽器も合うのですが、日本の伝統的な建物だけに、邦楽は文句無しにハマりますね。

 

さて、演奏後は軽食の時間です。

今回は室井さんを囲んで、皆さんで歓談していただけるように、テーブルを一つにしました。

ろうそくの明かりで、ゆったりと。でもお話が弾み、盛り上がりました。終了時間の予定がだいぶ過ぎてしまいましたが、皆さんにご満足いただけたようで本当に良かったと思います。

結花では、今後も様々な文化をご提案できるように、特に日本文化の継承は意識的にイベントに盛り込んで行っていきたいと思っています。


とっても平和な気分です

毎月第1水曜日、いわゆる”歌声喫茶”を開いて

います。今日は、今年最後の歌声でした。

いつもは静かな結花が、この日ばかりはお客様

も多く毎回平均して25名様ほどが来て下さっ

ています。

まず歌集の中から自分の好きな歌、思い出の

歌、何でも良いからリクエストカードに書き

ます。

すると係の人が司会者のところに持って行っ

てくれて「では◯ページを開いて下さ~い」

となり、ピアニストが伴奏を弾いてくれて、みんなで歌う。ただそれだけ。

でも、何でしょう?

「歌」って、本当に不思議。

みんなで一つの歌を歌うだけなのに、とても平和な気分になれるのです。

平均年齢は・・・多分50歳半ばかそれ以上かな、と思いますけど、年齢もあまり関係ありません。

歌うことが楽しくなった常連さんも随分増えました。