「お・め・で・と・う」公演

おかげさまで、昨日は「おめでとう」公演、無事終了しました。

毎年”和力”の皆さんにはお世話になっていますが、事前告知しましたように

今回の公演は、落語と狂言を取り入れたもので、和力主催の加藤木朗さん(

以下、朗さん)と落語家の柳家さん若さん(以下、さん若さん)の出演でし

た。


柳家さん若さんの落語はテンポよく、大人のお客様はもちろん、子どもさん

達も要所ようしょで楽しそうに笑っていました。

私の息子(小学3年生)も二部の方で一緒に拝見しましたが「超面白かった

〜。話上手だよねぇ、やっぱり。」なんて言っていました。


加藤木朗さんの公演は、お馴染みの独楽の芸や獅子舞もありましたが、さん

若さんの「空気太鼓と空気笛???」とでも言いましょうか、楽器を打つ、

吹くさまを「ドンドン、ピーヒャラ」と調子良く口まねするところは大いに

笑いを取っていました。


朗さんは結花の空間に限りがある中で、いつも巧みに動き、生かしてくれま

す。それに、何と言いますか、本来ならマイナスなポイントも全て笑いを取

る言い回しにする話の巧みさも素晴らしいです。頭の回転が良い証拠なのか

もしれません。


「鹿踊り」を取り入れたオリジナル狂言「草餅」は、結花では初披露でした。

落語家さんの話芸と、伝統芸の舞の双方がうまく生かされており、とても楽

しめる作品でした。

鹿踊の角の飾りは、天井の低い会場でも演じられるように、角の短いものを

自作なさったそうです。

衣装も、自作とは思えないくらい完成度が高く、いつも驚かされます。


それにしても、さん若さんは、いつもとかなり違う趣向で、実はけっこう大変

だったのではないかと想像しました。でも、そこはプロ。ちゃんとこなしてい

らっしゃいましたね。


和力の皆さんは2月初旬からヨーロッパ公演に行かれるそうです。主に東ヨー

ロッパだそうですが、成功を心よりお祈りしています。


柳家さん若さんには、また機会を見て、是非結花にご出演いただきましょう。


最後に、お越し下さった皆様、ありがとうございました。

またのお越しを心よりお待ちしています。