サラワクの話4 〜私が訪れたジャングルの村〜

(結花は”浪費”とは対局にある存在だと思っています。私が熱帯林の

保護運動を行ってきたことと結花への関わりは、繋がっていると感じ

ています。)


さて、久しぶりにジャングルのお話(当時の写真が載せられなくて残

念。古い写真はスキャナーで取り入れるんですかね?)。


サラワクのジャングルの村々の住まいは「ロングハウス」と呼ばれる、

高床式の長屋です。

本当に長ぁーい!

多分10件ぐらいはつながっていたのでは?と思います。

日本で言う「切り妻屋根」の家で、棟を境に長手方向の片側に各住戸、

もう片方はオープンスペースになっていて、ロングハウスの住人たち

がくつろいだり、ござを編んだり、たまには集会をしたりします。

これがまた広いんですよ〜!いくらでも”かけっこ”できそう。


各住戸の入り口には一応ドアが付いているのですが、家の中の各部屋

の出入り口にはドアはありません。丸見え。

テーブルのようなものは殆ど無く、食事も床に並べてみんなで囲みま

す。食事は基本的に手でいただきます。スープはちゃんとスプーンを

使っていました。


お風呂は無く、”川”がその代わりです。「マンディ!」というのが「

水浴び」という意味で、「川に行こうよ!」の合図でした。1日何度

でも川に入ります。

シャンプー・リンスは、既に彼らの生活の中に入っていました。川に

入り、頭の上から「チューッ」とシャンプーを出して洗い、そのまま

川の中へざぶん!まぁ、石けん派の私としては苦しい光景でしたが・

・・。


ロングナピール一の”イケメン”Pドゥンが「この川は森の伐採が始まっ

てからすっかり濁ってしまった。以前は魚が泳いでいるのが上から見

えたほど、水が透明だったんだ」と語っていました。

その話が信じられないくらい、水は茶色く濁っていました・・・。


のどかに見えたロングナピールも、実際には確実にその影響を受けて

いたのです。


・・・では、続きはまた。